小野俊郎の
「されどバス釣り」
06月23日号
『霞ケ浦戦を振り返るVol.2』

いろいろ書きたいことがあるので、長文になってしまいましたがご容赦を…。
そんなわけでプラクティスの初日をむかえたのですが、事前の「全く釣れない…」というほど悪い状態ではなく、シャローのハードカバー、具体的には漁港の外壁や水門にそれなりのバスを確認することができました。
ルアーはカバークロー3インチのグリーンパンプキンカラーに1/8ozテキサスリグが良さそうでした。実はこれには理由があって、釣ったバスの口から、テナガエビが出ていたのです。
テナガエビと言えば、この時期は産卵のためにシャローに差してきます。漁港や水門などのハードストラクチャーにそんなエビたちが集結していたのです。そこにアプローチするのは、エビのエスケープアクションを意識した、カバークローライトテキサスのスライドフォール。カバークローはノーシンカーだけでなく、ライトテキサスでもスライドフォールするのですが、それがちょうどバスから逃れようとするテナガエビにそっくりなのです。
ちなみにシンカーはあえてフリーの状態にしてシンカー着底後、カバークローがフリーフォールするようにセットしました。
結局この日はキーパーを6本ほど釣り、どうやら周りの人よりは釣れているようです。とはいっても試合中プロは本当のことは言わないので、実際はものすごく釣っているかもしれないんですけどね(笑)。
プラクティス2日目はジャッカルプロスタッフで昨年WBSクラッシックで見事優勝した橋本卓哉プロに同船してもらいました。
彼はさすがに霞水系に精通しているだけあり、霞水系を攻略する上でのキーポイントをいつも教えてもらっています。
いままで、オールスタークラッシックのプラでも何度か同船してもらったのですが、シャロー攻略法や「今を釣る」眼は、彼に教わることも非常に多いものでした。お互い釣りのスタイルも近いせいか、リズムも合うので僕の霞スタイルは非常に彼のものに似てもいます。
この日新たに確認できたのは、曇天時にはバスが沈み気味になり、同じテキサスでもスピードクローのボトムでのデッドスローアクションが有効になるということでした。プラの初日のように晴天であればバスは浮いているのでフォールアクションに優れたカバークローが良いのですが、ボトムではなぜかスピードクローの反応が良いようでした。
そんなわけで、プラクティスの結果からエリアは北浦から浪逆エリアのあらゆる水門やドッグをテキサスリグで撃ち抜くというゲームプランで本戦に臨むことにしました。ウエイト的にはうまくいけば5本で4kgぐらいはいきそうでしたが、反面バイトは気が遠くなるほど少ないので、ノーフィッシュも十分にありえるという、全く先が読めないようなコンディションでもありました。
続く
●Vol.1「はじめに」
●Vol.3「大会初日と二日目、そして心境の変化」
●Vol.4「最終日。急変した状況下でどのように対応したのか?」
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